髪を洗う時の温度が高すぎても、低すぎても頭皮に対して刺激を与え
ダメージの元となってしまうのです。
また水質も塩素を多く含んでいると殺菌効果が高い為
頭皮に良いとされている善玉常在菌を減らしてしまうんです。
洗髪は基本的に毎日する事だから、適温+頭皮に優しい水質で皮脂を守って
元気な髪の毛が生える環境を維持していきましょう。
頭皮に優しい洗髪温度とは?
清潔感を維持する為や、痒み防止の為、毎日の習慣としても切り離せない洗髪ですが
洗髪時の適温は「38℃」と言われています。
思ったより低いなぁと驚かれた方が多いのではないでしょうか?
夏場なら適温ですが、冬場では少し寒いと感じてしまう温度ですよね。
水温が高すぎると・・?
洗髪時の水温が40℃以上と超えてしまうと
頭皮を守っている皮脂を落としすぎてしまうのです。
皮脂とは頭皮についている油分の事なので落としてしまった方がサッパリしたり気持ちがいい事に変わりはないです。
その事からも高い水温で必要以上に落としすぎてしまうと
皮脂の減少から頭皮が乾燥し、痒みの元になり炎症となってしまったり
髪の毛のツヤや指通りなどにも影響してくるのです。
その他にも皮脂は紫外線や汚れのダメージから頭皮を守ってくれますので落としすぎると
頭皮の防御力を極端に下げてしまう結果となってしまうのです。

水温が低すぎると?
洗髪時の水温が36℃以下になってくると皮脂が必要以上に残ってしまい、毛穴を覆い
栄養がうまく髪に運ばれず抜け毛の元になってしまったり、皮脂を好物としてる
細菌の繁殖から炎症を悪化させてしまうケースもあるのです。
この事からも、皮脂量は多すぎてもよくないし、逆に少なすぎても頭皮に対して悪影響を与えてしまう事が分かったと思います。
なので洗髪時の頭皮に最適の温度は37~39℃を目安とし
「38℃」がベスト水温として認識しておきましょう。
洗髪時の水質が頭皮に与える影響
頭皮に悪い原因の元は水に含まれる塩素です。
塩素には殺菌効果が高いとして知られていますが
塩素が多く含まれた水でシャンプーをしてしまうと頭皮に住む※善玉常在菌を必要以上に失ってしまい、頭皮状態が悪化します。
※善玉常在菌(ぜんだまじょうざいきん)とは
常在菌には善玉と悪玉があり
菌という名前がついていても必ずしも悪影響を与えるわけではありません。
皮膚部、頭皮などの保湿 | 紫外線ダメージの軽減 |
外部からの菌を防ぐバリア機能 | 細胞劣化の原因の抑制 |
ですが塩素の力で頭皮状態が悪化してしまうと
皮脂が増えすぎたり紫外線のダメージが蓄積しやすくなり
頭皮のバランスが崩れ、悪玉菌が増殖します。
その結果フケや痒みの元になり炎症を起こしてしまう可能性があるのです。
その事からも頭皮の皮脂バランスを保つ事はとても重要で善玉常在菌が住みやすい環境作りをしてあげる事が大切なのです。
善玉常在菌を守る対策法
肌トラブルの原因が水道水の塩素による刺激という話を
聞いた事がある人もいるのでないでしょうか?
肌が強い人は問題がない場合も多いですが
普段シャワーや、お風呂で肌にピリピリ感を感じた事はありませんか?
その場合水道水の塩素が影響している可能性が高く塩素除去を取り入れる事で
お湯がまろやかになり、頭皮、肌に対して潤いを与えてくれるはずです。
塩素除去には様々な商品がありますので使いやすい物を選んで
試してみる事をお勧めします。
湯船のお湯で髪を洗っている用
その他にも蛇口につけるタイプで塩素除去もあるのでお勧めです。
ちなみに私はビタセラ・ワン 浴槽用脱塩素剤という固形タイプを使ってます。
1日1回1錠を使うとして90日分入っていて1400円ほどなので
1日当たり約15円とコスパも問題ないです。
シャワーで主に洗髪している人
シャワーヘッドの交換といっても難しいものではなく、シャワーのヘッド部分を回すだけで外れるものが大半ですので専門の知識などなくても簡単に取り換え可能なんです。
洗髪時のシャワーやお湯の温度や水質も重要ですが
正しい洗髪方法も大切です。
頭皮に優しい適温で正しい洗髪方法を心がけて元気な髪を育てましょう。

まとめ
洗髪時の温度がいかに大切か、わかりましたね。
また水質が頭皮に与える影響もあるので
適温、頭皮に優しい水質で髪を洗う事で
元気な髪を維持していきましょう。