「わかめをたくさん食べると髪が生えてくるんだって!」
「わかめを毎日食べてたら薄毛が改善したよ!」
「わかめで黒く元気な髪を育てよう!」
こんなフレーズみなさんも一度は聞いた事ありませんか?
今回はわかめと髪の毛の関係性を詳しく調べてみようと思います。
目次
わかめで髪の毛は生えるのか?
わかめで薄毛を改善したという根拠はなし
たしかに、わかめには体にとって必要な栄養素がたくさん含まれています。
しかし体に必要な栄養素でも髪の毛の薄毛改善するの?と言えば
答えはNOです。
また見た目からしても、わかめは髪の毛が生えてきそうな感じはしますが
その理由は数々の迷信が語り継がれているという部分が強いようです。
じゃあ、わかめは髪の毛と関係なし?薄毛改善は無理?
わかめなどの海藻類には、ヨードをはじめ各種ビタミン、ミネラル、
食物繊維など大切な栄養素が含まれてる事に
変わりはない為、髪の毛の成長を助けくれるという面では当たっています。
わかめを食べたから発毛するとか髪の毛がフサフサになるという
訳ではないという事を覚えておく必要がありますね。
わかめの作用は髪を生やす効果というよりも
艶のある元気な髪の毛を生やす効果を促進してくれると
考えたらわかりやすいですね。
わかめに含まれている成分
わかめなどの海藻に含まれている栄養素としては
ミネラル(カルシウム、ヨウ素、亜鉛)など 食物繊維(アルギン酸、フコダイン、フノラン) タンパク質(ペプチド) |
上記の事からミネラル、食物繊維の面では豊富な栄養素が含まれている事がわかりますね。
ですが髪の毛を作っている王様と言っても過言ではないタンパク質の量は少なめです。
また、わかめは大量に摂取できる食品でもない事から
タンパク質を他の食材から補う必要があるんです。
ちなみに髪の毛のおおよそ90%ほどはケラチンというタンパク質で出来ています。
タンパク質は少ないけれど
わかめなどの海藻が元気な髪の毛を作ってくれると言われるその理由は
下記の2つの成分が大きく関係しています。
まず1つ目がフコイダンという成分
生わかめの表面はヌルっとしています。
実はこのヌメリが髪の毛に良いとされている
フコイダンという成分なんです。
フコイダンは次の3つの元気な髪づくりには欠かせない要素を秘めています。
1.成長因子を増やしてくれて髪の毛の成長を促す。
2.豊富なアミノ酸で、髪の毛の元を作る手助けをしてくれる。
3.高い保湿作用があり頭皮を乾燥、外的刺激から守ってくれる。 |
そして2つ目がヨードという成分
わかめにはヨウ素と言うミネラルの一種ヨードがたくさん含まれています。
ヨウ素は甲状腺の働きを活性化させる効果を持っていて
甲状腺の働きが活性化すれば発毛を手助けしてくれます。
わかめが髪の毛に良いと言われるのは、このミネラルの働きからくるものが多いようです。
ミネラルは体の健康を維持する為にも欠かせない成分の一つです。
またヨードの効果は、動脈硬化を防いでくれたり
コレステロール値を下げてくれたりする効果が
あるので、成人病の予防や改善の手助けをしてくれるよ。
そして髪の毛に対しても
|
上記の理由からわかめ摂取で健康な髪の毛を育てる手助けができそうですが
大切なのは髪の毛に必要な栄養素をバランスよく摂取する事です。
となると上記にもあるようにタンパク質やその他の栄養素を
合わせて摂取する事で髪の発毛効果をさらに促進させる事が可能になってくるね。
わかめと合わせて取りたい栄養素とは
タンパク質
わかめにはミネラルやビタミンが多く
含まれていますが髪の毛の材料の王様
タンパク質はほとんど含まれていないのです。
わかめのタンパク質含有量は
100gあたり1.9g 下の表を見てもらえばわかるが
わかめだけでのタンパク質を必要量を摂取するのは難しい事が一目でわかるはずだ。
タンパク質がないと髪の毛の材料は得られないし脂質も適量は摂取しないと
体は機能してくれないんです。
なのでわかめと一緒に摂取したい栄養分も吸収すれば、より効果的と言う事です。
まず上の理由からタンパク質は欠かせませんね。
タンパク質が多く含まれている食材はこちら
出典:http://www.himawarimenu.jp/asuca/imginfo/tanpaku.gif

タンパク質の1日当たりの必要量とは?
1日当たりに必要なタンパク質の摂取量は
成人の推奨量(g/日)=0.72×体重(kg)×1.25
上記の式に自分の体重を当てはめて計算した答えが
一日当たりに必要なタンパク質の推奨量です。
例えば60kgだとしたら→0.72×60×1.25=54 1日当たりのタンパク質の推奨量は54gと言う事になります。 |
ビタミンb2 ビタミンb6
髪の毛の健康を維持する為には、このビタミンb2b6が必要不可欠になってきます。
ビタミンb2には皮脂の量を調節してくれる働きがあり
ビタミンb6にはタンパク質の吸収を促してくれる働きがあるんです。
なのでこれらが不足すると薄毛の原因になりえるという事なんです。
ビタミンB2が多く含まれている食材は?
レバー(肝臓)やハツ(心臓)などの内臓肉・うなぎなどの魚類・卵・納豆
レバーや卵、納豆などはは、普段の食事に取り入れやすくおすすめです。
中でも、内臓肉には特に多くのビタミンB2が入ってるんですよ。
出典:http://mikakukyokai.net/2015/07/27/vitaminb1b2b6/
ビタミンb6が多く含まれている食材は?
鶏肉やレバー、カツオやマグロなどは比較的料理にも取り入れやすく
100g当たり、おおよそ0.45mg~0.85mgものビタミンB6が含まれています。
野菜でもジャガイモ等のデンプン質を含む野菜にもB6は含まれているし
朝食バナナ1本あたりに0.34mgと比較的多いビタミンB6が入っているんだ。
出典:http://mikakukyokai.net/2015/07/27/vitaminb1b2b6/
ビタミンE
ビタミンEは頭皮の血行を促進してくれる働きを持っています。
血行促進は元気な髪の毛を作る事にとても重要な要素となりますが
わかめのビタミンE含有量は意外と少ないので十分に摂取できないという訳です。
ビタミンEが多く含まれるのは何があるでしょうか?
ビタミンEはアーモンドや落花生
などのナッツ類や植物脂に多く含まれています。
亜鉛
亜鉛はタンパク質を髪の毛の形を生成する時に必要な成分となります。
なのでしっかり補う必要があるんですね。
亜鉛の事は下記の記事で詳しく説明しています。

体に良いものは薄毛、髪の毛にも良い
わかめが体にとって必要な成分を多く含んでる事はわかりましたが
髪の毛が発毛するわけじゃないなら摂取しないでもいいのか?
と言えばそうではありません、髪の毛も体の一部です。
わかめにはビタミンAやビタミンB1、B2、ビタミンC。 更にヨードやカルシウム、鉄、リンなどのミネラルが含まれています。 |
そして、わかめには血液の流れを良くする作用があったり血液を綺麗にする効果あるので
体に良い事はもちろんですが、元気な髪の毛を育てる為にも必要な食材なんです。
髪の毛が元気に育つ為の土台作りとして綺麗な血液で大切な栄養素を頭皮へと
運んでくれる為、わかめ摂取は直接影響はしてないにしても、髪の毛にとって
良い影響を与えてくれるんですね。
その結果薄毛改善にも繋がるという訳ですね。
まとめ わかめ摂取で薄毛改善は本当?間違い?
わかめ摂取で発毛する、薄毛が治るというのは
間違いといえば間違いですが体に良い栄養素が
たくさん入っている事は本当です。
どちらかと言えばわかめは補助的な役目の栄養素が多いので
髪の毛を作っているタンパク質をバランスよく他の食材から摂取したり
わかめではうまく摂取できない、亜鉛やビタミンE、ビタミンB2B6を
毎日の料理に取り入れることで、元気な髪の毛を作れる環境を
作っていきましょう。
結論、わかめだけでは薄毛改善は期待できないがプラスアルファの食材も
バランスよく摂取する事で髪の毛の発毛を促進する働きを秘めている
と言う事ですね。
